2025年総務省情報通信月間参加行事
『手のひらのデジタル・スマホで変わる新しいメディア』
◆行事ナンバーC018◆終了
日時/2025年5月23日(金)
14時〜16時 完全事前予約制
会場/東京タワーメディアセンター3F STUDIO VENUS東京都港区芝公園4-4-7
今年度は「デジタルで変える社会が未来を創る」このテーマの中心にスマートフォンを活用した情報発信、報道、映画制作の現状と未来と言う点に絞り『手のひらのデジタル・スマホで変わる新しいメディア』というタイトルで、問題点から未来への展開まで益々影響力を増している、手のひらのデジタルを考えます。そのひとつの大きな事例が、スマホを使った報道系ドキュメンタリー映画『苦悩のリスト 』2021年、タリバン復権が迫ったアフガニスタンからアーティストや映画関係者を救おうとする有志の活動を追ったドキュメンタリー。イランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督の次女で「ハナのアフガンノート」などの監督作で知られるハナ・マフマルバフが全編スマートフォンで撮影し、救援にあたるマフマルバフ・ファミリーが限られた時間のなかで膨大なリストからの“選別”を迫られる姿を映し出した問題作(現在上映中)この作品の日本公開のプロデュースをされたのがショーレ・ゴルパリアンShohreh Golparianさんです。ショーレさんと各方面の皆様学生を含めてスピーカーとして座談会方式の2025年総務省情報通信月間参加行事を行います
座談会御出演
ショーレ・ゴルパリアンさん
映画プロデューサー、翻訳家、東京芸術大学大学院映像研究科客員教授。
イラン西部ハマダーン生まれ。アッザーラ女子大学翻訳学科(英語・フランス語)卒業。79年来日、在日イラン大使館の大使秘書などを務める。イランイスラム共和国放送で日本のテレビドラマや映画を多数翻訳・紹介。釜山国際映画祭公式アドバイザー。2020年「芸術を通じて日本とイランとの間の文化交流の促進に多大な貢献を行った」として旭日双光章を受章。
小田浩之さん
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科附属研究所リサーチャー・映画監督・映画教育研究者
長年教師として教壇に立ちながら映画を制作し、監督を務めた群馬県太田市PR映画『サルビア』ではヒューストン国際映画祭で金賞受賞。その後、慶應大学附属研究所に所属し、博士人材育成プログラムに携わる。東京藝術大学大学院博士課程では映画教育を研究。2018年度群馬県文化奨励賞受賞。
[主な作品・出版]◯映画『サルビア』◯著書『映画アクティブラーニング』◯上毛新聞連載コラム「シネマの力」
星 宏夢さん
静岡大学および大学院で機械工学を専攻。卒業後は名古屋のテレビ局に入社
3年間東京で営業を担当。現職のマッキャンエリクソンでは、営業/プランニング部署にて外資家電メーカー
を担当後、現在はデジタル広告運用者として、外資系ラグジュアリーホテル、食品会社、製薬会社、飲料メーカーなどの運用を担当。リスティング、ディスプレイ、SNS、動画広告など幅広いプラットフォームでの広告運用を行っている。
藤本ひかりさん
日本大学芸術学部演劇学科3年生在学 熊本県出身 特技は剣道。将来の夢は芸能プロデューサー。
司会・詩麻絢子
一般財団法人真咲映像財団 理事 財団運営/インターネット放送局STP(SAKURATV-PRESS24)
番組企画制作室長 ドキュメンタリーsearch of the futureメインキャスター 大学卒業後、株式会社日本航空入社、国際線客室乗務員として勤務 2017年一般財団法人真咲映像財団設立時より 最先端技術・注目の人・航空の世界・災害福祉・チェアマンに聞く「流石の哲学」などをテーマにドキュメンタリー制作を続けている。また報道プレス取材も適時行い、身近で分かりやすい情報発信を続ける。
☆観覧者のご感想 一部
1.
「今日は素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。現代において知っておくべき情報が多く、改めて学ぶことがたくさんありました。個人的な意見として、私は小さい頃から親の信頼を得て、比較的早い段階でスマートフォンを持たせてもらいました。そのため、他の子たちと違って特別SNSなどに強い興味はなく、むしろすぐに手に入るものだったりするからこそ、あまり触れないです。
しかし、そんな中で私がスマートフォンを使う主な理由は、日常的に電車の時刻表を調べたり、やり取りをしたりすること以外にも、「現実逃避」という側面が大きいです。普段は対面での会話が好きですが、長時間続けると心身が疲れてしまいます。そういった時に、まったく現実とは異なるスマホの世界に飛び込むことで、少し現実から距離を置けるような気がします。」
2.
とても興味深い内容でした。
離れたこと、手放したこと、捨てたことで新たな出会いがあることのデジタルの世界。
慶應の教授が仰ってた制限してしまうと止めてしまうことが生じてしまうことは避けたい世の中。どこかでスマホから離れるキッカケが大切ですね。離島でスマホと財布を金庫に入れて、最小限のお金だけを持って過ごした日が、すごく充実した日になった事を思い出しました。
3.
SNSの功罪、パネリストの皆さまが言っていたように、情報量に混乱しない、意思と思いと想像力を持ったマインドの醸成が重要だと思いました。インターネットのない時代も、当時の情報量があった訳で、意思を持つ人は礼儀と自己意識をもち自分の生活を向上させる情報取得の努力を当時もしていた。現代はネットワークてAIにより情報取得の便利さと、公開情報量の拡大が保証されている分、昔の取得の努力より、選択判断の努力が必要になる、、いずれにしても、時代時代の情報で幸せになる努力は違わない。だから、わかりやすいアナログの回帰でマインドを理解しようとする思いが理解できる。そんなことが思ったことです。メディアの多様性にはもちろんデジタル情報が必須ですが、ある程度情報を感覚的に組み立てた媒体例としてのアナログから価値を導くこころがデジタル環境においても必要、、うまくまとまっていませんが、アナログアクセスのマインドを、AIのプラットフォームの環境で使いたい、なんかそんなモデルはないだろうか、とワクワクしながら拝聴してました。
4.
スマホとSNSのネガティヴな面も意見として出ていましたが、個々の判断力やAIの良い面でのバックアップ、スマホの飛躍的テクニカル向上で改善されていくでしょう
5.
非常に深いお話を聞くことができました
6.
とても良い講演会でした。ショーレさんのお話は大変興味深いものでした
7.
様々な業界の方とお話できて貴重な機会でした 他